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【大回転!】キャプテン霊夢20【大妖精】
[641]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2012/04/30(月) 23:21:53 ID:+0ZmwjfM
天子「最初は良い暇潰しの相手が来たと思ったわね。前の異変以来、全然他の妖怪が来なくなっちゃったし。
たまに萃香とか言う鬼が来るんだけど、桃食って酒飲むだけだから暇なのよ。
それで、何回かそんな形で話してたら結構意気投合しちゃってさ。
サッカーの話もその時聞いたの。それで、こんな面白そうな事を逃す手はないってね」
霊夢「へぇ〜……何だか意外な組み合わせね」
霊夢はそう言うが、実際はそうでもない。天子とこいしは互いに似た要素を持っている。
この2人の共通点。それは周囲が自分の存在を認めていない事である。
こいしはそのさとりの能力故、家族以外の周囲の妖怪に恐れられていた。
天子はその出自ゆえ、どんなに物事を上手くこなそうが、周囲の天人は彼女を蔑んでいた。
そして、こいしは能力を封じる事で周囲の雑音を物理的に排除したが、
天子もまた周囲の蔑視を意図的に無視するという形で排除していた。
片や不良さとり、片や不良天人。この2人は割と相性が良かったのだ。
霊夢「こいしは分かったけど……フランは?」
天子「それも簡単。こいしがフランの友達らしくて、それで知り合っただけ。
フランって子はたまにしか外に出れないらしいから、会った時はこっちから出向いたんだけどね。
んでこいしとチーム組んだって話したら『私も入りたい!』って目をキラキラさせて言いだした訳。
フランのお姉さんは最初は反対してたみたいだったけど、その内フランに押し切られてたわ」
霊夢「あー……何となくその光景が思い浮かぶわ」
レミリアは妹のフランに対し過保護なくらいに甘い、というのは幻想郷内では公然の事実である。
天子「とまあ、別に面白い話でもないけど……ご満足頂けたかしら?」
霊夢「そうね、大体経緯はわかったわ」
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0ch BBS 2007-01-24