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【11人の】11人の戦士たち3【ニートたち】


[140]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/26(木) 03:00:03 ID:???
ダークドリーム「い〜匂い〜♪」
律子「あら本当……霊夢と一緒に作るご飯も美味しい事は美味しいけれど、やっぱりこの鰻のタレの匂いは別格ね……」
佐野「おっちゃん、俺にも1本くださいな」
オールバックの男性「おっとぉ、鰻串1本500円だよ〜。 まずはそっちのお嬢ちゃんの分も合わせてお会計から先にお願いしますねぇ〜」
佐野「……りっちゃん」
律子「はいはい、霊夢からある程度のお金は貰ってきてるから……すみません、串、もう1本貰えます?」
オールバックの男性「まいどっ! それじゃ1500円ね」

屋台に近づいていくと、男性はダークドリームの声を聞いてすぐに準備に取り掛かっていたのか。
屋台の中に引っ込み、鰻と格闘しながら合計3本の鰻串を作成し始める。
律子はといえば、肩掛け鞄の中から財布を取り出すと霊夢から預かったなけなしの金を支払い。
しばらく佐野達は鰻の焼ける香ばしい匂いを嗅ぎながら涎を飲み込みつつ、完成をただただ待つ。

オールバックの男性「いや〜、しかし参った参った。 まさかこんな道中で売れるとはねぇ、結構この商売長いけどこんな経験初めてだよ」
佐野「え? おっちゃん、どっかに行って商売するつもりだったのか?」
オールバックの男性「モチのロンよ。 今日はこの先のコートでサッカーの試合があるだろう?
          観戦に来た客相手に商売するつもりだったのよ。 Hズには、この屋台の大将が所属してるしねぇ」
佐野「えっ!? おっちゃんがこの屋台の大将じゃないの!?」
律子「(Hズにこのお店の店長が……?)」
オールバックの男性「私はただのしがないアルバイトですよ。 さ、鰻が焼けましたよ〜」

その完成までの合間、男性は苦笑を浮かべながら声をかけられて驚いたと漏らす。
曰く、男性はそもそもこの道中で鰻を売るつもりというのは毛頭なく、
ただ霧の湖コートで開かれるサッカーの試合を観戦する客を相手に商売をするつもりだったのだという。
この一連の発言に、佐野はこの男性が店長などではなくアルバイトなのだと知り世間って世知辛いなと感想を抱き。
律子は男性の呟いた「Hズの選手がこの屋台の店長」という言葉に反応を示す。
そんな中、男性は憐れまれているとも露知らず営業スマイルを浮かべて串を手に取ると、佐野、律子と手渡していき、
続いてダークドリームにも渡そうとするのだが……。


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0ch BBS 2007-01-24