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【混迷からの】Another-CU_3【脱出】
[875]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/07/06(金) 01:38:05 ID:???
> 今回のラストシーン→ クラブJ
> 《その他》 状況と会話のみ
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アルシオン「なあ………本当にこんなので良かったのか?」
蓮子「うん。 日本人の夏はこれなんだよ、ワトソンくん。」
アルシオンと蓮子は自由に使えるテラスの一席でアイスを食べていた。
もちろんこのアイスは蓮子の策略にはまったアルシオンの奢りである。
既に夕暮れで暑さのピークは過ぎているが、それでも十分にジンメリと蒸す中…。
二人が食べていたのは『ガリガリくん』であった。
アルシオン「いや、でも……リッチって書いてあるのもあったぞ?
せめてそっちの方が良かったんじゃないか?」
蓮子「あれは邪道、『ガリガリくん』は氷菓であってこその『ガリガリくん』なの。」 シャクシャク
アルシオン「ああ、そうですか。」 シャク
暫しの間、二人は無言で冷たいキャンデーを貪っていた。
(オアシスが間近とは言え)中東の夏である。
荒れ狂う太陽によって空気は焼かれ、結果として身体にも熱はこもる。
その火照った体に対してアイスがもたらす冷気は実に優しかった。
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0ch BBS 2007-01-24