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【混迷からの】Another-CU_3【脱出】
[898]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/07/06(金) 12:59:45 ID:???
> H ミュラーを訪ねる
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三杉「ふむ…少しミュラーと話しておきたい気がするな。
ミランとの試合ではチャンスを作りピンチを守る活躍を見せた彼だ…
同じCBだった身として、きっと誰よりも中山の抜けた穴を気にしているのだろう。」
活躍にも不振にも、それぞれ何かしら原動力となる物がある。
中山のフィオレンティーナ退団は、ミュラーにとってはまさに意識を左右するに足るものだった筈だ。
前回の試合では、たまたまそれがうまく活躍する方向に回った。
しかしそれに安心し放っておけば、いずれ大きな落とし穴になる可能性もあるだろう。
三杉(今のミュラーの状態を例えるなら、練習でも試合でも常に張り詰めた糸に近い。
適度に緩められるだけの心の余裕が彼には必要だ。 そして…)
糸を緩める為には確実な実力向上が必要と思われた。
常に120%を出し続ける事を迫られる状況が続けば、遠からず彼はその身を壊しかねない。
80%〜100%の状態で十分に戦える、自らを追い込まずに済むだけの実力が必要なのだ。
三杉(或いは、多少なりとも中山の抜けた穴以外に意識する物があれば…。)
そんな事を三杉は漠然と考えているが、その手段についてはまだ白紙である。
とは言え、交流してみれば何かしら気にすべき所が見つかるやも知れず…
また少なくとも、交流する事がミュラーの現状の心配やストレスを緩和させる期待がある。
三杉は立ち上がってミュラーの部屋を訪ねてみる事にした。
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0ch BBS 2007-01-24