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1- レス

【混迷からの】Another-CU_3【脱出】


[920]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/07(土) 13:30:12 ID:???

ミュラー「珍しい提案ですね? …でも良いですよ、たまにはそう言うのも。」

三杉「そうか、それなら早速…」

ミュラーの返答に満足げに頷き、三杉はグルリと周囲を見渡した。
するとレストランや菓子店、衣料品店、雑貨店にまじり、一軒のバールが目に留まった。
三杉達が普段は利用しない店だが、開放型ゆえに中の様子は以前から知っていた。
パニーノ、ピッツァ、サラダ、ホットドッグなどの手持ち可能な軽食を提供する店で、
当然ながらテイクアウトも出来るシステムである。
言わばマクドナルドのような感覚の個人営業ファーストフードショップであろうか。

二人はいそいそと店内に入り、バラエティーに富んだ品々を物色してみる。
他所行きのトラットリアも悪くないが、こういうのも時に堪らなく魅力を感じさせる物である。
何より太陽の下で川を眺めながら楽しむ食事という珍しいシチュエーションが彼らを高揚させていた。

三杉「(あまり長々と迷うのは男らしい物ではない…)よし、決めた。」

スパッとオーダーを決定し、三杉はレジの前に立った。
『ボンジョルノ』と、店主が0円などとは考えてもないスマイルを向けてくる。


0ch BBS 2007-01-24