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【自重しろ】ライ滝第二二話【ビッグワン】


[459]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/06/05(火) 21:48:09 ID:???

ピョウ「おいおい、威勢が良かったのは口だけか? そんなんじゃ俺はびくともしないぜ。こりゃやるだけ無駄かもな」

 吹き飛ばされ床に転がる滝をピョウは鼻で笑い、更にヤレヤレといった様子で肩を竦める。

滝「ぬぐぐ、言わせておけば……まだまだだぞ鹿! 俺の本気を見せてくれるわ!」

ピョウ「だからガゼルだって」

 ここまで挑発されて黙っている程今の滝は大人しくはない。
 彼はすぐさま立ち上がると再び勢いよくピョウに向かって体当たりを敢行し始めた。
 そうして体当たりを行う事数時間。
 最初は吹き飛ばされていただけの滝だったが、何度も体当たりを行っている内に徐々に彼の重心の移し方は研ぎ澄まされていた。
 そして――

滝「ゼェゼェ……今度こそ食らえ! これが俺のヤマアラシクラッシャーだぁ!」

ピョウ「むっ! うおおっ!?」

 滝の一点集中した強烈なショルダーチャージを受け、遂にピョウは後方へと後ずさった。

滝「ハァハァ……やったぞ!」

ピョウ「ああ、良くやったよ。全くこの短時間であんな技を身につけるなんて大した奴だ。俺も付き合った甲斐があった」

 息を切らせながらもガッツポーズを取る滝に、ピョウもまた今までの憎まれ口ではなく素直に滝を称賛する。

ピョウ「正直君は体格に恵まれてはいない。
    だが、今のように重心移動をきっちりこなして威力を一点に集中した体当たりなら大抵の相手と良い勝負になるはずだ。
    試合、頑張れよ」

滝「うす! ありがとうございました!」


0ch BBS 2007-01-24