【自重しろ】ライ滝第二二話【ビッグワン】

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[553]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA ：2012/06/12(火) 21:57:56 ID:???

　流石に準々決勝という事で沸き立つ観客席の一角。
　そこに今日も今日とて三杉の姿があった。

三杉「ふらののサポーターは随分と荒ぶっているな。
　　　東邦にもファンが増えてきたという話だし、最近はラフプレイを好む人が多くなって来たのだろうか？
　　　となると（焦らしプレイの為に）弥生に南葛の試合を録画しに行って貰ったのは正解だったかもしれない。
　　　　彼女にこの雰囲気は刺激が強かっただろうしね」

　あくまで弥生は自分の手で【禁則事項】したい派である三杉がそんな事を零す中、一人の人物が彼の元へと近づいてきた。

アル「どうも」

三杉「やあ。今日も来ると思っていたよ……おや、バンダナの彼――サビチェビッチだったか。彼はどうしたんだい？」

　やってきたのはやはりというべきかアルであったが、今日は珍しく今まで一緒にいたサビチェビッチの姿がなかった。

アル「サビチェビッチは今日は南葛の方を見に行ってる。だから今日は俺一人だ」

三杉「ふむ、南葛か。確か今日は秋田商工との試合だったし、興味を抱くのも不思議じゃないね。
　　　（とはいえ正直言って向こうは南葛の勝ちでほぼ間違いない。立花兄弟の方を見に行ったのだろうか？）」

　まあ考えても詮無い事である。今日は二人で観戦か、などと考えていた三杉であったが――

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0ch BBS 2007-01-24