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【復活の】キャプテンEDIT35【号砲】
[189]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/05/19(土) 01:13:02 ID:???
早苗「………………? えっ? えっ?」
テンっ、テン……っ。
足元を離れ、転がっていくボール。その姿を早苗は裏切られたかのような目で、呆然と見やる。
大前「……俺にも道が見えたぜ、早苗さん。君が突破に使うだろう道筋。1対1だったら、何も見えないまま抜かれただろうけれど――」
胸に手を当てながら大前は言う。心臓がバクバクと騒いでいた。彼にとっても、今のタイミングは正に紙一重。
培ってきた経験も、編み出した技も吹き飛んだ、思考の完全に止まった時間。
それを動かしたのは、
大前「――けど、仲間たちが君の進路を幾つか潰したおかげで、ギリギリで君が選ぶルートを見つけられた。
それで何とか割込めたんだ……くそっ、カッコ悪いな。結局数に頼んなきゃカカシでしか無かったんだし」
敵の絶対的エースに極めて限定された領域でのプレイを強いる戦術の力。
奇跡の領分に踏み込んだプレイを、集団で値に叩き落とさんとする執念。
ギリギリのところで破られかけたそれは、逆にギリギリのところまで効果を発揮していたのである。
実況「と、止めたー!? 信じられない! いえ、あの包囲を抜きかけた東風谷さんも信じられませんが、更にそれを止め返したのです!
王者・鳴紋中、容赦無し! 奇跡すら許さず赤口中を破り去る気だーっ!」
早苗「……そん、なっ」
ガクリ、と早苗は膝を突く。ついに鳴紋中は、奇跡の権化をここまで追い詰めたのだ。
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0ch BBS 2007-01-24