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【復活の】キャプテンEDIT35【号砲】
[506]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/05/22(火) 00:58:14 ID:???
すみません、試合前パートの執筆に手間取って遅れてしまいました
平日深夜の投下になってしまって申し訳ありません
加えて長文なので判定まで時間が掛かります。ご注意ください
>>バランスの問題
……この点は私としても色々と計算外な部分が多く、悩んでいます
JY編以降は大前以外、才能レベル・スキル制に切り替えようかと思案中です
>>JY編の敵戦力バランス
ネタばれは控えますが、色々とドッキリ企画を考えています
省24
[507]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/05/22(火) 00:59:16 ID:???
★末松「今、一番高い能力〜? シュートだよ〜?」→ スペード5 =★
★フラグ回収するとMF陣喰いそうなTERU→ スペード3 =★
5+3+絵柄一致補正(+5)=13 … 11〜15→末松のパスカット+3。輝林のパスが+1
--------------------------------------------------------------------------------------------
かつてはオフェンス=死亡フラグとも言えるほど下手だった輝林も、今や本職MF顔負けのパスを誇っている。
そんな彼のパス相手に末松はキリキリ舞いに翻弄されていた。
省33
[508]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/05/22(火) 01:00:24 ID:???
〜県大会決勝戦当日〜
この日、試合が行われる競技場では、今までの試合とは趣きを異にする光景が広がっていた。
いや、長野県の県大会史上初めての事態かもしれない。
それは、
スタッフA「オーライ、オーライ! カメラ位置よーし!」
スタッフB「本番5秒前ーっ! 4、3、2、1……キューっ!」
女子アナ「皆さん、こんにちわー♪ 私たちは長野県××市の市営競技場に来ています!
省54
[509]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/05/22(火) 01:01:32 ID:???
女子アナ「その辺りについて、来場されたお客様にもお話を伺いたいと思いまーす♪ すいませーん!」
観客A(通りすがり)「は、はいっ!?」
女子アナ「今日行われる決勝戦、地元長野県民としてどのように観られますか?」
観客A(実はサクラ)「そ、そりゃあ……勿論、鳴紋の優勝ですよ! 去年、全国で決勝を経験したメンバーが中核ですしね!
昔鳴紋の主力を怪我させてまで出た全国で、一回戦負けした様な清栄とは地力が違いますよ!」
省53
[510]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/05/22(火) 01:02:44 ID:???
そうして再びカチンコが鳴る。
スタッフB「……はいっ、カットォ! お疲れさまでーす!」
スタッフA「後は試合開始前まで休憩です」
途端、先程まで華やいだ笑顔を見せていた女子アナは、一転して不機嫌でだるそうな渋面を作った。
女子アナ「う゛あ゛〜っ、ほんっとにかったるぃ〜……なんで東京本局の私がわざわざ長野くんだりまで行かされるのよ?
地元キー局の女子アナに任せりゃいいじゃないの、こんなの」
省40
[511]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/05/22(火) 01:03:45 ID:???
スタッフA「あと、東京に帰る前に一泊していいんですって。激務に戻る前に骨休めできますよ(俺はコイツ置いて帰りたいけど)」
女子アナ「ったく、だとしてもこんなド田舎じゃロクに遊べないじゃないの。
せいぜい、この私の美貌にやられた男の賞賛の言葉を聞くくらいしか楽しみが無いわねっ!」
スタッフB「はぁ……(自意識過剰、乙)」
観客たち「おい、見ろよ! とんでもない美人がいるぜ!」「ヒューッ!」
女子アナ「そうそう、こんな感、じ……?」
省54
[512]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/05/22(火) 01:04:57 ID:???
女子アナ「ふ、ふんだっ! あんな連中、セットでいてナンボよ! 真の美女とは、孤高でいてなお輝くものなのだわ!」
観客A(サクラ)(でも、単品でもあの子らの方が可愛いと思うけどな)
観客たち「おっ、あっちにも美人いた!」「どこだどこだ!?」
女子アナ「ほらっ! やっぱり分かるヤツには分か、る……」
意気込み直して振り返った女子アナは、再び石の様に固まる。そこにいたのは、
省45
[513]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/05/22(火) 01:06:02 ID:???
……そんな騒動を余所に、選手たちが会場に入り始める。
菅原「うおー! テレビだテレビ! 今日の試合、テレビに映るんすね! これで俺も銀幕デビュー!」
染岡「銀幕は映画だ、このおバカ。それを言うならお茶の間だろう」
江藤「こんなにも染岡さんと菅原で意識が違うとは思わなかった……!」
長谷部(テレビカメラの前で鳴紋相手にキーパーなんて、どんな罰ゲームだよぉ……俺と同姓の誰かが代わってくれないかな……)
金成「テレビくらいでいちいち騒ぐな、馬鹿どもが」
省43
[514]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/05/22(火) 01:07:11 ID:???
金成「……っと、ちょっと俺、便所行ってくる。先にミーティングでもしててくれや」
上遠野「おいおい、無責任だなあキャプテン殿」
金成「別に良いだろ。決勝っつったって、やることに変わりはねえんだ。お前らはいつも通りやっていればそれで良い。
いつも通りに、な。……くけけけけっ!」
染岡「いつも通りに、か……(それで何回鳴紋に負けているんだか)」
そうして、金成はチームメイトたちの輪を抜けて、一人会場内を歩きだす。
省21
[515]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/05/22(火) 01:09:19 ID:???
〜東邦学園理事長室〜
ブラインドが下ろされ、日中にも関わらず闇が蟠る様な暗い室内。
東邦学園サッカー部キャプテンにして理事長、そして株式会社ヒューガー代表取締役・日向小次郎は、黒革の椅子に巨体を沈めながら、
退屈げに耳元に受話器を当てていた。
金成『例の計画、手はずの通りに進んでいますかね社長?』
日向「ああ、問題無ェ。現地の工作員からは、首尾は上々だと報告が入っている。
……俺としちゃあ、お前がトチる方が余程心配なんだがな?」
省46
[516]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/05/22(火) 01:10:20 ID:???
上司の不遜な態度に、一抹の危惧を覚えた側近は、不興を承知で敢えて声を上げる。
側近A「しかし、それでも危険な行いではありませんか? もし事が露見した時に、ヤツが社長のことを話したりしたら――」
日向「くっくっくっ、そうだな。大変なことになるだろうな」
側近A「――そ、そうです! ですから、今からでも現地に中止の命令を出しては」
日向「馬鹿が。だからお前は、その年で小間使いみたいな側近どまりなんだよ」
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