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【行く者】キャプテンEDIT36【残る者】
[283]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2012/05/31(木) 20:39:51 ID:???
金成「な、ななな、なんでだ!? なんで俺が、俺が、お、おおおおお、俺がっ! ここで下げられるゥっ!?
追い詰めているんだぞ!? あのクソ憎らしい鳴紋をっ! 怪我した比良山に追い討ちすれば、ヤツらの主力を――!」
染岡「…………」
金成「――なに黙ってんだ!? 答えろよ染岡ァ!」
拒絶するように顔を背ける染岡の肩に、金成の手が伸びる。
それを、
池垣「……てめェとは、口も利きたくねえってよ」
横から伸びた池垣の手が、阻んだ。
金成「お前もか池垣ィ!? 染岡も、お前もっ、俺がしてやったことを忘れたのかァ!?
べ、べべべ、ベンチで燻ってたお前らを、スタメンにしてやったのは俺じゃねえかァ!?」
池垣「けっ……確かにお前が目ェ掛けて練習付けてくれたから、俺とコイツは去年、先輩方を押し退けてスタメンになれたよ」
金成「だ、だったらなんで!?」
池垣「……忘れたのかよ、金成。お前が、他ならぬお前が言い出したんじゃねえか――」
染岡(ああ、そうだ。そうだったよな池垣……)
池垣「――『全国に出て勝つために、お前らの力が必要だ』、なんてよ」
絞り出すようにそう告げた池垣の顔は、何ともいえない表情で歪んでいた。
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0ch BBS 2007-01-24