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1- レス

【行く者】キャプテンEDIT36【残る者】


[820]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/08(金) 02:26:10 ID:???
比良山(TV観戦中)「大友中の連中、全員フラフラだな……肉体的にも精神的にも限界だ」

水守(TV観戦中)「サッカーにコールドゲームが無いって、案外残酷なルールですよね……」

輝林(TV観戦中)「…………」

渡会(TV観戦中)「おーい、輝林。さっきから黙ってるけど、起きてるかー?」

輝林(TV観戦中)「……起きています。話題が、無いだけです」

本多(TV観戦中)「あの中山が、何度もマークを振り切られるとはな。大空翼、改めて恐ろしい男だ」

一方的な試合展開の続く中、大前はじっと一人の男の出番を待っていた。
中山政男。六月の試合の後に、南葛との戦いへの意気込みを語って見せた選手を。

大前(TV観戦中)(中山……さっき水守が言った通り、お前はこのままただ負ける様な男じゃないはずだ。
見せてくれ、お前がかつての仲間との戦いに掛ける意地を!)

祈る様な思いでTVに注視する大前。
その時、再び試合が動こうとしていた。

実況「大友中FW中尾くん、ボールキープを図りますが岩見くんにこぼされた! そしてボールは翼くんがフォロー!」

翼「まだまだ体力はあるし……4ゴール目、狙ってみようか!」

森崎「おい、翼ァ!! 監督からはペース落とせって言われてるだろうがァ!」

ボールを持った翼に背後から掛かる声は森崎の罵声だった。
この試合、得意のオーバーラップは実を結ばず、密かに燃えていた中山との対戦も不完全燃焼のまま相手チームを圧倒している。
その上に目障りに思っている翼がハットトリックの活躍である。苛立たないはずが無かった。


0ch BBS 2007-01-24