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1- レス

【行く者】キャプテンEDIT36【残る者】


[823]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/08(金) 02:30:29 ID:???
大前(TV観戦中)「……い、行けーっ!」

菱野(TV観戦中)「きゃっ!?」

大前(TV観戦中)「行っちまえ、中山! 決めちまえ! その瞬間の為に、お前はピッチに戻って来たんだろーっ!?」

その雄姿に、大前は我を忘れた。
勝敗は問う所ではない。試合の行方は既に決した。
だが、それが何なのだ。男が、戦いたい相手と思う存分戦う為に、人生を賭ける。
その崇高な行いを阻むものなど、何一つありはしない。
どんな状況であろうと、それをすることに何一つ変わりは無い。

やす子(TV観戦中)「男の子ねェ、大前くんも……(とはいえ、私も結構胸にキてるわァ……)」

比良山(TV観戦中)「俺だって、男ですよ! ……よし行け!」

本多(TV観戦中)「人生を賭するに値する大仕事だ! やってみせろーっ!」

渡会(TV観戦中)「悪いな森崎、俺もGKだけど、ここは断然中山を応援しちゃうぜ!」

大前に感化されてか、テレビに向かって吠える仲間たち。
聞こえるはずは無い。届くはずは無い。だが、声を上げずにはいられなかった。
中山と森崎の対決には、そうさせてしまう何かがあった。
画面の中で、森崎が吼えた。

森崎「……待ちかねたぜ、中山ァ! だが、俺に挑んでタダで済むと思うなよ!?
ここを防いだら……そのボールは大友ゴールへ叩き返してやるぜ!」

中山「応っ! やってみろォ!!」

そして全ては対決の瞬間に収斂した。
……無粋な横やりが入ったのは、その時だった。


0ch BBS 2007-01-24