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1- レス

【行く者】キャプテンEDIT36【残る者】


[833]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/08(金) 02:47:53 ID:???
中山「森崎……」

森崎「あああっ!? 誰だ!! 今、俺は気分が最高潮に悪いんだ! つまらねえ用事で声をかける野郎は、誰であろうとぶっ殺すぞ!!」

中山「ハハハ……やったな森崎。やっぱりおまえたちには敵わないや……」

森崎「な、中山……」

振り向いた途端に大声でどなったかと思えば、今度は中山を認めるや目を丸くして驚く森崎。
その様子が気になったが、中山はそれよりもまず問わねばならないことを優先した。

中山「俺達も、努力に努力を重ねてきたつもりだったけど……やっぱりお前と翼には敵わなかったよ……。
お前たちだけじゃない……井沢たちも……小学校時代は目立たなかった長野や岩見も……本当に強くなった……」

森崎「おい、どうしたんだ? 中山! 顔色が真っ白だぞ?」

らしくもなく、心底から心配げな声。今の自分がそんな声を掛けられるにあたうとは思えなかったが、少しだけ嬉しい。
くしゃりと口元を笑みに歪めながら、最後に一つ。

中山「……森崎、俺は……俺はおまえにとって、強敵(とも)と呼べる存在だったか?」

森崎「あ、ああ……この試合、唯一俺から点を取ったのも、おまえのシュートあっての得点だったしな……。
だけど、なんでいまそんな話を――」

良かった。その言葉が聞けて本当に良かった。そう思ったとたん、中山の意識は白く溶け始めていく。


0ch BBS 2007-01-24