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1- レス

【行く者】キャプテンEDIT36【残る者】


[866]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/09(土) 00:54:25 ID:???
真田「おおぅ……(グギュルル)」

一之瀬「い、痛い……(ピーゴロゴロ)」

本間「こ、こんなんじゃ試合にならない……(キュルルルル)」

異常な量の脂汗を滲ませて脇腹を押さえながら、亡霊のようにふらふらとフィールド上を徘徊する武蔵中の選手たち。
体調と共に判断力を低下させた彼らは、その時々でボールが転がる方へ、反射的に足を向けるだけのカカシと化していた。
いや、前半からフル出場している選手の中には、既に棒立ちになったり、酷い時には座り込んでいたりする者もいる。

観客「おいおい、どうした武蔵中!?」「今度こそ日向の天下に終止符を打つんだろ!?」「立てーっ! 走れーっ!」

実況「現在、後半10分を過ぎるかというところ! スコアはなんと8−0! 東邦学園がライバル武蔵中を圧倒しています!
それにしても、武蔵中選手たちの動きの悪さはどういうことなんでしょう!? まるで試合に入れていません!
この夏場で体調を崩したのか、一様に顔を赤くしたり青くしたり、全員まるで運動量が上がらないっ!」

三杉「そ、そんな……どうしてこうなるんだ……僕は、やっとフィールドに帰って来たのに……」

痛む腹に手をやりながら、絶望的な戦況に顔を歪める武蔵中キャプテン・三杉淳。
折角、中学生活三年を掛けて心臓のコンディションを回復させ、なんとか1ハーフ試合に出れるようになった矢先のことである。
小学生時代も経験した、下剤を盛られたことによる腹痛。それがまたしても三杉を苦しめていた。
いや、彼のみならず、チームメイト全員が同じ症状に見舞われていた。

日向「(ブヒヒっ! やはり下剤より古くなったドリンクの方が効果的だな)おらおらどーしたっ!?
相手はほとんど、くたばりかけだぞ! 目標となるスコアは50−0! もっと点を取りやがれーっ!」

反町(いやいや、無茶言わんで下さいよ!?)

小池(常識的に考えて、いくら相手が不調でも50点なんて取れるスポーツじゃないだろ、サッカーは!)

松木(ふざけた指示ですねえ。何故か離脱している沢田が今いても、15点行けるかどうかでしょう)


0ch BBS 2007-01-24