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1- レス

【行く者】キャプテンEDIT36【残る者】


[871]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/06/09(土) 01:00:49 ID:???
反町たち「「なにィ!?(金も権力もある日向を、面と向かって罵倒するとは何者!?)」」

日向「ぶひィ!?(ロッカールームに乱入者だと!? 警備は何をしていたっ!)」

若島津「日向さん、ぶひィは無いでしょう……」

と、ツッコむ若島津。いくら心酔しているとはいえ、この聞き苦しい反応はアウトらしい。
それはともかく、この中では一番冷静だった若島津は、気を取り直して侵入者に向き直った。

若島津「あなたは……吉良監督じゃないですか。お久しぶりですね」

吉良「ほう? 随分と落ち着いた対応じゃないか若島津。まあ、若いうちからコイツの下で色々あれば、図太くもなろうか……」

吉良、と呼ばれた男はくつくつと笑いを漏らした。その度に、酒臭い吐息が締め切った控室に漏れ出る。
吉良耕三。かつて日向や若島津、沢田や現・明和東の沢田らが所属した、明和FCの監督だった男。
嘘か真か、選手だった頃は海外から声も掛かり、日本人プロ第一号となる可能性もあったと言われる人物である。

日向「何しに来たんですかねェ、監督。確かにあんたは、俺たちの指導者だった。
だがそれは明和FC時代の話だ。今や俺は東邦のキャプテン兼監督……あんたの出る幕じゃあありませんよ」

かつての恩師の出現にも、日向はすげなく応対する。
今の日向は強くなる為に素直に吉良の言葉を聞いていた選手ではない。選手を駒の様に動かし、自分の欲求を満たすだけの黒幕だった。
だが、対する吉良もさしたるものだった。

吉良「キャプテン兼……『監督』のう……くくく。――おぬし、本当にその役割が楽しいのか?」

日向「っ! な、なにィ!?」

吉良の言葉に、日向は目を剥いた。あるいは出しぬけに控室に現れた時以上に驚いていた。


0ch BBS 2007-01-24