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【代表の】黄金のジノ11【レギュラー争い】
[445]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI
:2012/06/21(木) 23:34:16 ID:???
★ナビシート *クラブA* ★
クラブA………………
車は、少しぎしりと音を立てた。
片桐「………現役時代に買った自慢のポルシェなんだが、流石に型が古いのかな。
もう少し頑張ってこいつもメンテナンスしてやらないと………」
小鳥「今時930ですからねぇ。排ガス規制に引っ掛かりますよ。」
片桐「なかなか気に入った車というのは……。煙草もそうですが、変えられないもの…………って!」
片桐は、横を見た。そこには……ナビシートにちゃっかりと座った小鳥の姿があった。
小鳥「ごちそうさまです、プロデューサーさん。」
片桐「………………」
誰も奢るなんぞとは、一言も言っていないが。
しかし、言っても無駄だろう。妹のように、女性は言い出したら聞かない。片桐は感覚として理解している。
片桐「………ハァ。こいつのナビシートに座った女性は、小鳥さんが二人目ですよ。」
小鳥「ピヨッ」
勿論一人目は陽子である。
片桐「とんでもない奴でしてね。お恥ずかしながら、振り回されてばかりでしたよ(最近は対処法がわかったけど)。」
小鳥「(プロデューサーさんの過去話ッ!小鳥、脳ミソのシナプスを全解放するのよッ!)」
片桐「………本当に、いつも心配ばかりでした。私の言う事なんてカケラも聞かずに(今は目付けに見上さんがいるから、安心だけど)。」
小鳥「へぇ……(ワガママなタイプが好み、と)。」
甲来軒まで、片桐は陽子の話題を、軽口を交えて話した。陽子の珍エピソードや、陽子の奇行を……。
陽子が聞いたら、片桐を抹殺に動くような内容。間違った情報をインストールしまくる小鳥……。
せっかく集めたデータだが、片桐攻略にはマイナスでしかない。その事実を、小鳥はまだ知らない……。
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0ch BBS 2007-01-24