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1- レス

【代表の】黄金のジノ11【レギュラー争い】


[943]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/07/19(木) 19:15:38 ID:???
★さぁ貴方は誰? ハート3 ★
ハート…お姫ちん

貴音「貴方様。」
片桐「貴音か。」
片桐は、コーヒーを受け取るとソファーに座る。
片桐「…………苦労をかける。」
煙草に火を点け、紫煙を吐き出す。
貴音「とんでもありませんわ。貴方様。」
貴音は、片桐に微笑むと、ゆっくりソファーに腰をかける。
貴音は、ジョウ・ショー・キリューの中では最年長だけに、片桐も知らず知らずのうちに頼ってしまっている部分がある。
貴音にしてみると、それは嬉しい事であるが……片桐にしてみると、あまり負担はかけたくないのだ。
大人びているとはいえ、貴音は19歳の少女に過ぎない。
律子にしてもそうだが、まだまだ皆(GM員は除く)、庇護が必要な存在なのだ。
片桐「………………」
貴音「………………」ニコニコ
こうして、特に何をするわけでもない時間。貴音は、こうした時間が好きだ。
やがて一服が終わった片桐が立ち上がる。貴音もそれに倣い、立ち上がった。
貴音「(………貴方様。)」
貴音は、片桐の後ろ姿を見る。
貴音「(961プロ時代、響と美希だけが私の太陽でした。)」
辛い仕事など山とあったし、それを乗り越えられたのは、プロジェクトフェアリーの仲間達がいたからこそだった。
貴音「(地獄姉妹とやらも、光を掴む機会を自ら捨てているだけなのです。)」
……地獄姉妹は、もうひとつの自分の可能性でもあった。フェアリーの仲間がいなければ………
自分も絶望し、光を掴もうなどとは思いもしなかったはずだ。
貴音「(私は…………。)」
事務所に入り、貴音の思考が中断する。結局、肝心な事は何一つ伝えられない貴音であった………。


0ch BBS 2007-01-24