※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【再び】キャプテンEDIT37【全国へ】


[321]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/06/18(月) 00:53:03 ID:???
武居「…………。ああ、そうだな。下原のヤツは何ぞ古本屋で珍しい本を見つけたらしくてな、最近はそっちに掛かりきりだ。
宮川に至っては、連日グラウンドで練習の毎日さ。高校に行ってもお前ら鳴紋中と戦う気だからな。
ハードなトレーニングに付き合わされる後輩たちは、良い迷惑なようだがな」

大前「ふぅん……」

そう言う武居の言葉にも、何か引っかかる。
この神社の境内で、下原や宮川と会ったことは、果たしてあっただろうか。
武居と一緒にいたのは、もっと別の――

武居「で、用があるならさっさと済ませたらどうだ? オレはあれだけ屈辱を味あわせてくれた相手と、いつまでも喋っていられるほど、
器が大きいわけではないからな」

大前「いや、それ、自慢げに言うことかよ」

武居「そうと決まれば手早くいくぞ。お前のことだから、用件と言うのはお守りだな?」

妙にせかせかと話を進めようとする武居。
何やら、大前に深く突っ込まれたくない話題があるのだろうが――追求したくても、そのことがどうしても思い出せない。

大前「ああ、ちょっと待った。その前にお賽銭を――」

武居「それは出来んな」

大前「――えっ?」

目を瞬く大前に対し、武居は拝殿の方を顎で指す。

武居「『この』神社に、賽銭箱は無い。……もう『ここ』には必要ない、との仰せでな」

大前「それでいいのか? 賽銭箱の無い神社なんて、聞いたこと無いぞ」


0ch BBS 2007-01-24