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【再び】キャプテンEDIT37【全国へ】


[927]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/06/23(土) 23:57:23 ID:???
三杉「ふぅ……何だか凄く飲みやすいな、このドリンク。次に見かけたら買ってみようかな。
いやいや、初対面に近い間柄だというのに、こんなに良いものを貰ってしまっていいのだろうか?」

大前「ああ、うん……丁度スポーツドリンク以外の何かが飲みたかったところだし」

三杉「試合中にあまりジュースやカフェインの様な刺激物を取るのは感心しないが……まあ、気分転換を図りたい時もあるのだろうね。
今のドリンクは、君からの有効の証として受け取っておくよ」

大前「……そう受け取って貰えると、嬉しいよ。で、何でまた俺なんかにそう親しげなんだお前は? 俺、お前になんかしたか?」

気を取り直して、最初の疑問を口にする。
が、その三杉がそれに答える前に、

放送「えー、只今の時刻は――」

三杉「む。もうこんな時間か。貴重なハーフタイムを浪費してしまって、悪かったね。今日の所は君と会えただけで良しとするよ。
今度はゆっくりと、サッカーのことについてでも話したいな」

大前「えっ」

三杉「一応、連絡先を聞いても構わないかな? 大会中はどこに泊っているんだい」

大前「あ、ああ。俺たちが世話になっているのは――」

流されるままに、滞在先の旅館のことまで話してしまう……結局、ペースは三杉に握られたままだった。

三杉「さて、それじゃあ失礼するよ……また会おう、大前くん」

そう言い、身を翻して去ってしまう三杉。大前は、呆然と自販機の前に取り残される。

大前「……。初めて話したけど……思ったより変なヤツだったんだな、三杉って」


0ch BBS 2007-01-24