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【燃えろ!】キャプテン松山30【厄オーラ】


[653]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/12/04(火) 01:18:20 ID:???

アリス「試合をせずとも十分に、貴方の考えと気持ちは解ったわよ。
    こうなれば、ここで話しておきましょうか。 シャンハイに意思が宿った原因――因果を」
松山「なんだって? ……まさか、これまでシャンハイの調整に来てたのは……!」
アリス「何故そこにいたったかを解明せずにはいられない魔法使いの性ね。
     爆弾の除去とか、人形を使う特性もちゃんと施したんだからそちらに不利益はない筈よ」

悪びれずクールに言ってから、アリスは、手近に控える人形に持たせてたポーチを手元に寄せる。

アリス「先も言ったけど考えていたわ。 どうしてシャンハイが貴方のそばで心を宿したかを。
     その為にシャンハイの体の中を調べたりもした。
     そして……ある物を見つけたのよ。 他の人形の材料には使っていなかった、これをね」

言いながらポーチから取り出した物……それは、白い布地の何か。
アリスの手の中で揺れ動く布地には、目立たない刺繍で、はっきりと見覚えのある文字が。

アリス「想念の篭った人形の材料を探しに、無縁塚まで探しにいった際に拾った物。
     シャンハイの、魂を形成する核となった物よ。 貴方に縁のあるこのハチマキを」

松山は、幻想郷にやってきて過去最大級の衝撃に、心臓が鼓動を止めたと誇張抜きに思えた。
身動きも忘れた、アリスの前でもう一体の人形の様になった松山の掌に、ハチマキが乗せられる。
そんなはずはないのだが、ハチマキが触れた箇所が、火傷しそうな程熱く感じられた。



0ch BBS 2007-01-24