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【燃えろ!】キャプテン松山30【厄オーラ】


[744]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/12/29(土) 00:49:30 ID:???

〜回想〜


守矢のグラウンドの左サイドで、激しい音に続き、連続して曲線を描くシュートがゴールへ飛ぶ。

にとり「甘いよっ!」

サイドから不意をつき放たれれば、初見殺しに近い性質を持つサイドワインダー。
だが、吸血鬼が数え切れないパンの枚数ほども見慣れた軌跡は、今のにとりには通じない。

カペロマン「くそっ、これで三本連続失敗かよ! もう一回だ!!」
にとり「もうこの辺にしとこうよ。
    酷使しすぎると、早苗が持ち込んでてとうとうオシャカになったレンジみたくなっちゃうよ?
    あの悲嘆振りは、見てるこっとも対応に困るくらいだったし」
カペロマン「……」

自分の身を案じる意味で制止を求められても
カペロマンは激情を殺したかのような無表情でボールをセットした。

カペロマン「ニトリに続ける気がないならしょうがねえな。 次でラストにする。
      次こそ、紅魔館のFWの威力を出せるシュートを編み出す糸口が見つかりそうなんだ」
にとり「はぁ……うん、わかったよ。 次がほんとに最後だからね? 終わったら足冷やすんだよ?」

突然表に出した、カペロマンの紅魔館への対抗意識は守矢周知の事ではあるが、にとりは嘆息した。

カペロマン「悪いなニトリ。
       松山じゃないが、俺にも目標が、標的ができたのさ……!
       レミリア・スカーレットにだけはアタッカーとして負けられない、絶対にだ!!!」


〜回想おしまい〜



0ch BBS 2007-01-24