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【不思議なお薬】キャプテンEDIT38【飲まされて】
[236]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg
:2012/06/27(水) 23:45:00 ID:???
菱野「……あ、はいっ! 少々お待ち下さいませ!」
扉の向こうから、何やら片づける物音と共に、菱野の声が聞こえた。
しばらくの間、物音と監督の「何よォ、別に出しっぱなしでも良いじゃないのよォ」という文句に菱野の小言が重なって響く。
菱野「コホン……お待たせいたしました。ええっと、中で伺った方がよろしいお話ですか?」
大前「……うん。まあ、もしかしたら人に聞かれると良くない話かもしれないし(まさか監督と同室だから睡眠不足、ってオチ?)」
そんな事を考えながら部屋に入る。
中には、一升瓶とジャーキーの袋を抱えたままガルルル、と唸る飯地監督がいた。
菱野「申し訳ありません。手早く色々と片付けたのですが、どうしてもそれだけはお放しにならなくて……」
やす子「わ、渡さんぞォ! 私の酒は誰にも渡さん!」
大前「く、苦労しているね、菱野さん……それで話なんだけどさ」
監督の醜態に目眩を感じるが、それは今に始まったことではない。強引に意識の外に追いやる。
ごほんと咳払いして話を切り出す。
大前「それで今朝のことなんだけど……妙に疲れていたみたいだけど、何かあった?」
菱野「あぅ。き、気付かれていらしたのですか?」
大前「うん。ちょっとボーっとしたり、返事につっかえていたみたいだから、妙だなと思って。
ひょっとして、何か悩み事とかある?」
単刀直入に聞くと、菱野はちょっと視線をそらして口元をもごもごさせる。どうやら、大分言い難い話題らしい。
菱野「え、えぇと、それが、そのぉ……な、何と言っていいやら……」
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0ch BBS 2007-01-24