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【全力で】ライ滝第二三話【MAKE!】


[38]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/07/02(月) 22:48:52 ID:???

阿部瑠「俺もヤらないに越した事はないと思ってるが、どうもこの試合は嫌な予感が、な。俺のアンテナにビンビン来てるんだよ
    気を抜いてたらここで果てちまう。そんな気がしてならないんだ」

松山「嫌な予感ねぇ……」

阿部瑠「それだけじゃない。実戦で試しとかないといざって時に(ボールを蹴るのが)早かったりしてエライ事になる場合もある。
    一度は本番で経験しといた方がいいと思うぜ。ま、最後の判断はお前に任せるがな。
    ……話はそれだけだ。邪魔して悪かったな」

松山「……」

 言いたい事だけを言い終えると、阿部瑠は松山の反応を窺う事なく小田の元へと戻って行った。


―以上、回想終わり―


阿部瑠(当たって欲しくはなかったが、俺の嫌な予感はどうやらドンピシャだったみたいだぜ、松山。
    こいつらは予想以上にヤる。このままじゃ俺たちは決勝前に果てちまうだろう……
    お前はアニキが見込んだいい男だ。俺もお前はヤル男だと思ってる。
    ……さあ、あいつらに見せてヤレ! お前の男を! そしてあいつらを昇天させてヤりな!)

 この状況なら松山は必ず『アレ』を使う。
 そう確信し、阿部瑠は中央の松山の上空へとハイボールを打ち上げた。

名護「阿部瑠君は中央へとセンタリングを上げたな。どうやら松山君へのセンタリングのようだ」

三杉「ここで松山? 確かに彼はオーバーヘッドを持っていたはずだが、ここで託すような決定力ではないと思うが……」


0ch BBS 2007-01-24