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【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】


[162]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/23(月) 00:00:44 ID:???

ニコリとした微笑がメリーから返ってくる。
自信があったのか、安堵したという印象を三杉は彼女から受けなかった。
可愛らしくて若干ノホホンとした様子のメリーではあるが、その実とても数学的に優秀である事は疑いなかった。
データを収集し、そのインプット情報を組み合わせて新たな思考に発展させる能力は三杉も感心する程だった。

三杉「これならば来月はもう僕が確認する必要もないと思うけれど、大丈夫かい?」

メリー「ええ、これくらいの内容でしたら。 でも分からない事があれば、相談はさせて欲しいです。」

三杉「勿論、その時は遠慮なく寮の方へ連絡して欲しい。」

メリー「ありがとうございます。」

この辺りのメリーの根回しの良さも三杉にとっては好印象であった。
単なる自信家であれば、ただ得意気に『任せて下さい』と言うだけだろう。
しかし彼女は『何か不慮な事があれば相談させて欲しい』と添えた。
そこには自分の能力を誇示する事よりも、仕事を間違いなくこなしたいと考えている意思が窺える。
またついでに言えば、前任者を立てる一歩下がった女性の細やかな配慮の言葉でもある。

三杉(可愛くて有能で配慮も出来る…二物も三物も与えられた人間と言うのは居るものかな。)

そんな考えておいて三杉は直後に否定した。
こう言うのは自身の意志でそうあろうとしなければ到底やっていけないこと…
外見はともかく、それ以外についてただ与えられたと考えるのは彼女に対して失礼だと三杉は思ったのである。


0ch BBS 2007-01-24