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【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】
[642]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/08/25(土) 20:32:27 ID:???
翼「元とは言え、流石にセリエAユースクラスでNo.1になっただけありそうですね。」
陽子「ええ。 その実力はチーム、三杉くん個人を問わず、兄さんも大きく評価していたわ。」
翼「片桐さんも…。」
小学生の頃から自分に対して注目し、中学時代には『翼にライバルなし』と公に言った人物。
その人物が大きく評価すると言ったならば、翼にとってはやはり複雑に違いなかった。
翼(三杉くん…小学生時代、俺が勝てないと一度は諦めた相手。
心臓病のハンデが無くなれば、やはり周囲は俺よりも君を上だと思うのか?)
既に克服したと思われていた翼の悪いメンタル…傲慢さがここで顔を出していた。
この傲慢さは決して天然な物ではなく、育んだのは周囲の弱さと、彼を持ちあげる大人達に違いなかった。
しかしブラジルの地においては、翼はライバルに困るという事がなかった。
また宿敵とも言える森崎とも何度も何度も試合をし、勝利と敗北のいずれも経験している。
一時はスランプや周囲との折り合いに苦しむ事もあったが、石崎やペペらの力でそれも解消されている。
即ち翼はブラジルにやってきた事で、技術だけでなく精神面も大きく成長する事が出来たと言える。
それなのに今、翼の胸の中ではかつて巣食われていたような感情の破片が、何かを主張しようと蠢いていた。
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0ch BBS 2007-01-24