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1- レス

【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】


[681]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:39:38 ID:???

陽子「ちがーーーーう!!! それがそもそも違うっ!!」

ミハエル「ふう…バカバカしい!」 クルリ

石崎「てっ、テメェ逃げるかっ!!!」

ミハエル「ヤマザル…貴様がボクに対して言った事、決して忘れませんよ。 それからミスギ!」

三杉「な、なんだい…」

ミハエル「お見通しなつもりで的外れな事を言うのはおよしなさい、間抜けですよ!」

三杉「グッ…!(た、確かに不用意だったか……)」
省3

[682]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:42:18 ID:???

先程の心頭から一転して冷え切ってしまったか、ミハエルは悲しげな背中でこの場を離れて行く。
そして未だ頭に血が昇りっぱなしの石崎はミハエルを追いすがろうとするが…

石崎「クソっ、待ちやが…」

陽子「このっ…」

いきり立って走りだそうとする石崎の目の前に、陽子は素早く回り込み…
一瞬キョトンとした石崎に向け、彼女は腕を引き絞った。

バチィィィィィィン!!!!

石崎「ぶほっ!!!」

頬を思い切り張り倒した。
省7

[683]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:45:25 ID:???

〜 回想に限りなく近い数分前 〜

ミハエル(ええと…あっ、WCはあそこですネ?)

案内図からトイレの位置を確認し、悠々と歩き始めるミハエル。
空港入口に近いその方向に、周囲を見回しながら危なっかしそうに歩いている少女が一人。
ミハエルは然程も気にする事なくWCのある方向へと向かっていた。

陽子「あっれぇ…? 石崎くんったら何処かしら?」 ヨタヨタ

距離が縮まり、ようやくミハエルも危なっかしそうな少女の存在に気がついた。 省18

[684]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:47:19 ID:???

ミハエル「大丈夫ですカ?」

陽子「あっ、ど、どうも済みません!」

ミハエル「ふふ、気をつけなさイ。」

陽子「ありがとうございます…って、あれ?」 グッ

それでミハエルは彼女の身体を離してWCへ向かうつもりだった。
しかし相手の少女の方はジッとこちらを凝視し、またミハエルの胸襟から手を放そうとしなかった。
当然ながらミハエルは戸惑う事となったが、力任せに引き剥がすという事も躊躇われた。

ミハエル(ワット?)

陽子「貴方、確か…」
省6

[685]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:49:04 ID:???

石崎「ふう、出た出た。 身も心も軽いぜ。 って、あっ、ああーーーー!?」

陽子「えっ、この声…」

ミハエル(オーッ…下品な声、そして下品な顔……。 ボクの最も好まない雰囲気です。)

WCから出てきたその男の顔を確認し、ミハエルはげんなりとした顔をした。
出来る事なら人生レベルで関わらずに居たいと思う感想であった。

石崎「てててて、テメェーーー! なに陽子さんを抱きしめてやがる!
    うらやま…いや、けしからん! こんの変態ヤロ――!!」
省12

[686]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:50:32 ID:???

石崎「こ、このヤロウ…嫌がる陽子さんを無理やり…!」

ミハエル「何を言っているのか分かりませン。 それよりもトイレから出たばかりの汚い手で服に触らないで下さイ。」

陽子「ちょ、ちょっと石崎くん! この人は私を助けて…」

石崎「んのやろ…。 陽子さん、もう安心ですよ。 このオカマ変態ヤロ―は俺がきっちり叩きのめしてやりま…」

ミハエル「お、オカマ!? しかも変態…!? い、言いマシタねこの類人猿!!!!」

冷静だったミハエルも突然激昂した。 省8

[687]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:51:51 ID:???

石崎「る、類人猿だぁーー!?」

ミハエル「いや、類人猿は上等過ぎマス! キミにはヤマザルがお似合いデース!!」

石崎「こ、こいつぅ…もう許さねえぞ!?」

陽子「やめて――――!!!!!」

大声を上げながら、二人の間に割って入る陽子。
元はと言えば彼女の不用意さが原因であったが…それにしてもこんなトラブルはない。
そして騒ぎを聞きつけたか、どんどん人が集まって来ており、これでは晒し物である。

陽子「とにかくこっち!」
省9

[688]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:53:56 ID:???

三杉「なるほど…」

石崎「うえっ……そ、そうだったの? それならそうと…」

陽子「言ったじゃない、何度も何度も…! なのに全然聞いてくれなくて、最低最悪よ!!」

石崎「そ、そんなぁーーー」

三杉(失敗した。 と言うか…)

どうやら事実はミハエルが完全な被害者であったらしい。
彼は些少もやらかした事実なく、一方的に言いがかりをつけられただけだったのだ。
それなのに、三杉はミハエルが陽子に少しでも何かやらかしたのだと思った事になる。 省12

[689]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/08/26(日) 19:56:48 ID:???

陽子「ごめん、私も色々迂闊だったわ。 こんな事になるなんて…」

三杉「いえ…いや、そうかも知れませんが…」

陽子「でも貴方もそうよ? キャプテンとして流石にアレは…」

三杉「………分かっています。」

陽子「今日の所は、石崎くんと私は引き上げるわ。 ちょっと、交流どころじゃないみたいだし…。」

☆三杉「ええと…」

A 仕方ありません、お引き取り下さい。
B ダメです、二人ともこのまま帰すわけにはいきません。 省11

[690]669:2012/08/26(日) 20:02:27 ID:???
戦犯の私にはとても選べぬ〜
他の方にお任せっ


0ch BBS 2007-01-24