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【ヤベッチュ外伝も】Another-CU_4【超よろしく】


[792]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/09/07(金) 13:36:12 ID:???

> A 三杉「無論覚えていますよ、賀茂さんでしたよね?」
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嗅覚から入ってくる情報は、目の前の人物が賀茂という男である事を否定している。
三杉の知る彼(か)の人物の体臭は、豚の如き家畜が放つ酷い悪臭であったのだ。
にもかかわらず、今この賀茂から発せられている体臭…いや香気はバラのフレグランスであった。

三杉(香水で体臭を駆逐する事は出来ない…。 基本的に悪臭+芳香≠GOODなんだ。
    例外が起こるのは元々の悪臭が非常に微量な場合…スカトール添加やインドール添加が例に挙がるのみ。)

…と、そんな事を三杉は深刻考えてしまう。
しかしやがて『別にどうだって良い、悪い事じゃない』と思い直した。

三杉「(そう、今はそんなことはいいんだ、重要なことじゃあない。
    悪臭がフレグランスへ変わったのなら、僕だってこの人とコミュニケーションを取れますよ、片桐さん。)
    無論覚えていますよ、賀茂さんでしたよね? お久しぶりです。」

以前に見せた刺々しい対応ではなく、三杉は通常運転で賀茂へ挨拶を返した。

この判断は気楽に考えて良かったと言えるだろう。
事の真相としては、賀茂はとある食品会社から試験サンプルとして貰ったガムを食べたのである。
それは後の世にオ○コ香る≠ニいう名で商標登録される臭化学の結晶…
香気成分が血液を通じて体外に排出される経験則を基に、薔薇に含まれる成分・ゲラ二オールが経口摂取により皮膚から
放出される事に対し定量性を見出し(※)、気軽に口に出来るガムという手段で売り出す事へと発展させた人類の叡智である。
対象のメインを加齢臭が気になる中年男性とし、ビジネスマンが商談前に気軽に取れるという所がまさに慧眼であったと言えよう。
ちなみに該商品を同時に大量摂取すると、尿までもが薔薇の香りとなるらしい。
尿と血液の関係を考えれば当然の理屈ではあるが、あまり想像したくないし試してみたくもない話である。

※ちなみこの研究技術が確立されるのは、本当はもっとずっと後の世の話ですのでご注意ください。


0ch BBS 2007-01-24