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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[144]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/08/04(土) 14:50:37 ID:???
「報告します!」
「どうした!?」
飛び込んできた斥候の血相を変えた様子に、森崎が眉根を寄せる。
「左翼の味方部隊、壊滅した由! 騎士団は本隊が前進を開始しました!」
「なにィ!?」
と驚いてはみたものの、しかし左翼の兵数差は明らかであり、突撃を開始した時点で
壊滅すること自体は想定の範囲内である。
問題は、その早さであった。
「予想より早えな……くそ、もう少しくらい粘れねえのかよ!」
「このまま放っておいたら包囲されるね〜」
「どうする、モリサキ……?」
「……俺らはカネで雇われた傭兵だ。お国のために最後まで命を張る義理はねえ」
森崎の言に、周囲が目を見開く。
目配せの末、代表するようにジェトーリオが進み出た。
「撤退? ヤング隊長と相談しなくていいの〜?」
「詳しいことはこれからだ。とりあえず向こうも状況は掴んでるだろうしな、一旦早馬を」
言いかけた、森崎の耳に入ってきたのは一人の傭兵の驚いたような声である。
「お、おい、アレを見ろ!」
「……?」
声を発した男の周囲に、ざわめきが広がっていく。
怪訝そうに目をやった森崎が、瞠目した。
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0ch BBS 2007-01-24