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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[151]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 18:10:42 ID:???
***
スペード・ハート→「黄金の馬……トロサ騎士団、か!?」
ネイが確認した旗印。
それはドルファン西部に位置する自治都市、トロサから馳せ参じた騎士団のものであった。
「トロサ騎士団……領主の息子が陣頭指揮を取ってるとかいう、あの部隊か。
名前は確か、エル……エル・シド……なんだっけか」
一瞬だけ首を捻った森崎が、しかしそれどころではないと悟ったか、すぐに頭を切り替えて呟く。
「しかし連中は全体の左翼を担っていたはずだろう、それがどうしてこんなところに……?」
森崎の驚愕をよそに、駿馬を象る旗を掲げた軍勢は見る間にこの戦場へと雪崩れ込んでくる。
しかし奇妙なのは、その勢いと方向だけではなかった。
最初に気付いたのは、誰だったであろうか。
「おい、あいつら……どんだけいるんだ?」
「百……二百……、まだ増えてくぞ!?」
丘を駆け下りてくるその軍勢は、一部隊や二部隊という規模ではない。
大隊、という単位で括られる、それは数の兵団である。
「お……おいおい、嘘だろ……」
誰かが呆然と呟くのを、森崎もまた同じ気持ちで耳にする。
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0ch BBS 2007-01-24