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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[163]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/08/06(月) 19:18:31 ID:???
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※全滅のため、敵4の移動はキャンセルされます。

※ヒット&アウェイ発動、味方4は戦闘後に南東、南東、南東へ移動。


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正しく、電光石火の出来事である。
それは戦というものを長く知る者であればあるほどに、信じ難い光景であった。

欧州最強を謳われるヴァルファバラハリアンの、鉄の統率を安々と打ち砕いたのは
圧倒的な機動力と、火力である。
常識では考えられぬ距離から放たれた矢は、まるでその鏃に猟犬の牙を宿してでもいるように
正確にヴァルファの兵たちの頭上に降り注ぎ、盾を割ってその頭蓋を粉砕した。
その後ろから突撃した騎兵隊は、文字通り瞬く間に平原を横断し、何一つ対応させぬまま敵陣を蹂躙。
ありとあらゆる命を狩り尽くした暴風は、しかしそこにすら留まらない。

一瞬の交錯を終え戦場を駆け抜けた騎馬の群れは、日が高く登る頃には、常であれば丸一日はかかろうかという
距離を走破していたのである。
その戦場に立つすべての男たちに戦慄を与えながら、黄金の馬の旗印は風にはためいていた。


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0ch BBS 2007-01-24