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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[195]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/08/07(火) 03:34:32 ID:???
・ターン7 行動指示フェイズ
***
「……ねえ、本隊が突っ込みすぎてない?」
「向こうだって待っててもジリ貧だってのはわかってんだろ。黙って歩けカミキリムシ」
ジェトーリオが言うのへ、いつもの悪態混じりで答えるネイ。
しかしその先は、いつもとは異なる流れとなった。
ジェトーリオが、更に言い募ったのである。
「そうじゃなくてね、ネイくん」
「黙れ、つってんだろマイマイカブリ!」
「……こっちの本隊のことか?」
二人の会話にぼそりと割って入ったのは森崎だった。
周囲に敵影のない今、再び鞍上の人となっているその姿を見上げて、ジェトーリオが頷いた。
「そ。あそこじゃちょっと危ないよね?」
「……下手すりゃ、夜を待たずに突撃かましかねねえな」
と、手元の簡易的な地図と遙か左方、現在は戦場のほぼ中央でこんもりと小高い丘林となっている辺りに
布陣している本隊とを交互に見やる森崎。
「じゃあ、あいつらがやられたら……」
「右翼総崩れ。まあ、俺たちの負けだな」
「お、おい、大丈夫なのか!?」
慌てたように言うネイに、森崎が眉間に皺を寄せて答える。
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0ch BBS 2007-01-24