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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[202]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/08/08(水) 19:38:35 ID:???
***
・その場で待機
「……俺たちは、ここで夜営する。準備しろ」
「え……?」
そう告げた森崎の言葉に、目端の利く幾人かが眉をひそめる。
傍らのネイもまた、その一人であった。
「おいモリサキ、もうちょっと進めば相手が射程に入りそうだぜ……?」
「……何度も言わせんな。ここで待機だ」
話を続ける意思はない、とばかりに突き放した森崎が、下馬すると手近な木に手綱を結わえ始める。
その背にネイが噛み付いた。
「待てよモリサキ! まだ日が沈むには間があるし、先に少しでも削っておかなきゃ
先行してるヤング教官やトニーニョたちが……」
「ネイくん」
言い募るネイの肩を、ジェトーリオが引く。
その手を煩わしげに振り払ったネイが、尚も続けようとする。
「お前は黙ってろ! おい、聞いてるのか、モリサキ―――」
「ネイくん」
今度の制止は、奇妙に静かな響きを帯びていた。
これまでに聞いたことのないジェトーリオの声に、ネイが思わず振り返る。
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0ch BBS 2007-01-24