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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[267]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/08/14(火) 01:42:24 ID:???
***
その用兵は、いまだ戦場に立つ者の殆どすべてを瞠目させた。
森崎隊の援護射撃によって作られた敵軍の隙、その一点へ向けて総攻撃をかけると見せたその時、
ヤング・マジョラムは、自身の隊に後退を命じたのである。
「……何年経っても一本気は変わらんな、セイル。木を見て森を見ず、目先の感情に衝き動かされる……。
だから貴様は、いつだって最後に道を誤る……!」
正面の敵に突撃を敢行すると誰もが、もし戦闘に突入していれば相当な不利を強いられたはずの
ヤング隊の傭兵たちですらがそう確信していたにもかかわらず、であった。
退きながら、ヤングが傭兵たちに檄を飛ばす。
「次の攻撃さえ凌げば、この戦は俺たちの勝ちだ! 全員、隊列を崩すな!
……生きて、帰るぞ!」
敵陣との間にぽっかりと空いた距離は、果たして勝利を引き寄せるものとなるか。
神のみぞ知る、それは未来であった。
***
・ターン10 終了
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0ch BBS 2007-01-24