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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[307]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/08/18(土) 01:13:54 ID:???
「我こそはヴァルファバラハリアン第三大隊長、セイル・ネクセラリア!
敵将に一騎討ちを所望する!」
叫ぶや、大槍を翳して突っ込むネクセラリア。
ヤングはそれを正面から見据え、
「応!! 我はドルファン王国陸軍、外国人傭兵大隊長ヤング・マジョラム!
その申し出、受けようぞ!!」
大音声をもって、応えた。
腰の剣はいまだ抜き放たれてすらいない。
「いい度胸だ、ヤング!」
奔るのは茜色の弧である。
夕陽に照らされた、ネクセラリアの槍であった。
風を巻いた刃が、ヤングの騎乗する馬を捉える。
重く濡れた音と、掠れた嘶き。
槍の穂先が、馬の首筋を切り裂いたのである。
否。嘶きは、二つ。
「なにィ……!?」
驚く間もあらばこそ、鐙から足を抜き、鞍上から飛び降りるネクセラリア。
ずうん、と。倒れて足掻くのは、二頭の馬であった。
地響きを立てる愛馬を見やれば、その目に深々と短刀が突き刺さっている。
ヤングの、投擲したものであった。
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0ch BBS 2007-01-24