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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[34]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/27(金) 02:32:33 ID:???
「……よく言うよな、戦馬にまでゴッテゴテの重装させた挙句、従卒どもとパイク兵に囲まれて
 丸っきり動けねえ、見せかけだけの騎兵のクセに……」
「前にいるあれ、ただの歩兵部隊だよね〜」

ぼそりと漏らした呟きに応えるようなジェトーリオの同意に、ネイが目を丸くする。

「……お前もたまにはマトモなこと言うんだな」
「わ〜い、ネイくんに褒められた! これってもうほとんど告白だよね!」
「なあ森崎、やっぱりまずコイツから血祭りに上げていいか」
「ああ、生還できたらな」

いつもの掛け合いを適当にいなしつつ思案に耽っていた森崎が、不意にぐるりと周囲を見渡すと、
声を張り上げる。

「……出るぞ! 昼までには森の東側まで辿り着く!」
「おっ、やる気だねえ」
「ヤングのおっさんは本当なら真っ直ぐ森の中を進みたいだろうが、生憎とあの銀ピカどもが邪魔くせえ。
 となりゃあ、東側の平原に張り出してくるはずだ。俺たちはそいつを援護できる位置に回るぞ。
 ……進軍開始!」

と、馬上で抜刀しようとした森崎の身体がぐらりと揺れる。

「うわ、っと、と……!」
「どうにも締まらねえなあ、ウチの隊長は……」


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0ch BBS 2007-01-24