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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[399]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/08/28(火) 00:33:49 ID:???
大袈裟に肩をすくめてみせるネイに、森崎が尋ねる。
ネイはといえばおどけた様子で、

「ま、俺の半分……いや足元くらいにはイイ男かな、って伝えてるぜ。ちゃんと」
「こいつ!」

森崎の振り上げた拳から逃れるように、ネイが笑って飛び退く。

「ハハッ、すっかり『話題の人』ってわけだ。明日っからは町中でおちおち小便もできないぜ」
「しねえよ! ……いや、そうでもねえか……」
「へべれけでぶっ倒れたりとか、四股かけて怒り狂ったコたちに追っかけ回されたりもな」
「全部お前のことじゃねえか!」
「いやいや、俺は四股程度で下手はこかないぜ」
「自慢顔で言うな……」

呆れ顔で言った森崎に軽く手を振って、踵を返したネイが言葉だけを続ける。

「ま、そんな面白おかしい毎日を送れるのも、無事に生き延びたからってワケだ。
 戦場じゃ色々言っちまったが……これからもその調子で頼むぜ、『隊長』!」
「おう、……ん?」

病室から出ていくネイの背を見送りながら、森崎が違和感に首を捻る。

「あいつ……今、何て言った?」


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0ch BBS 2007-01-24