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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[401]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/08/28(火) 00:36:03 ID:???
*D26.8月
フレーバーテキスト
◎イリハの傷
「ヴァルファ、シンラギ対陣続く……か」
『こんなこと言う日が来るとは思わなかったけど……シンラギ様々、だねえ』
ふわふわと飛ぶピコの言葉に、森崎が新聞から顔を上げて大きく伸びをする。
戦場で負った傷はすっかり癒えていたが、鈍った身体はまだ戻りきっていなかった。
「シンラギなんぞに救けられるたあ……ケッ、情けなくて涙も出ねえや」
『上海でもカフカスでも散々やられたからね』
「うるせえよ! ラダックじゃあ勝っただろうが!」
『南葛では戦うこともできなかったくせに』
「……」
『……ごめん』
シンラギ、正式な名称をシンラギククルフォンというその組織は、東洋圏に拠点を置く軍事結社である。
ちなみにククルフォンとはウズベク地方に伝わる猿の妖怪を指す。
軍事活動部門を右陣、テロ活動を行う部門を左陣、政治活動部門を本陣と呼び習わし、
右陣では紅東軍団、紫南軍団などが東洋圏の大きな戦役で勇名を轟かせている。
流浪の傭兵たる森崎もまた、何度も苦渋を飲まされた相手であった。
今回プロキアに雇用されたのはその右陣、紫南軍団と呼ばれる一団である。
「……ま、実際イリハはひでえ負け戦だったからな。連中がテラ北河を渡ろうとしてなけりゃ
ヴァルファは取って返したりしなかったし、そうなりゃ追い討ちで俺らは間違いなく全滅してた」
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0ch BBS 2007-01-24