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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[448]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/01(土) 12:58:55 ID:???
イリハ会戦の惨状を思い起こしたか、ネイが遠い目をする。

「ヴァルファの半分くらいだったもんなあ……」
「ああ。それで騎士団の大規模な再編成やら、退役騎士の招集、戦時増員なんかも検討してるらしい」
「なるほど……こっちに回すような指揮官の余りはいねえってことか」
「そういうこった。将校としての訓練受けてる騎士なんざ、ただでさえ少ないからな」

言った森崎に、ネイが得心したように首肯する。

「ならまあ、隊長のお鉢はお前に回ってくるわな、モリサキ」
「よせよ。ガラじゃねえ」
「何言ってやがる。前第二分隊長、それも八騎将殺しの英雄サマじゃねえか」
「あれは……ヤングのおっさんのおこぼれみてえなもんで、」
「知ってるよそんなこた!」

ぴしゃりと言い切られた。

「けどまあ、上は実際の戦場見てるわけでも、まして人柄見て決めるわけじゃないんだからよ。
 結果と実績からしてお前を選ぶに決まってんだろ」
「人柄見られたら選ばれねえ、みたいな言い方だな……」
「そりゃそうだろ、問題児!」
「ぐむぅ……」

大笑いしながらネイが言うのに、森崎は唸るしかない。


0ch BBS 2007-01-24