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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[461]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/07(金) 00:42:10 ID:???
「ルーカス!」
「……?」
『うわあ……顔、濃いなあ』

唐突に自らの名を呼んだその意図がわからず、森崎が目を瞬かせる。
暑苦しいほどに近づいてきたルーカスが、続けた。

「ワタシのことはルーカスと呼び捨てにしてくだサイ、お願いしたはずデス!」
「……いや、そういうわけにもいかねえだろ」

そのことか、と半ば安堵しながら言う森崎。

「一応、俺らの雇い主なんだからさ。大体アンタだって俺のこと、さん付けじゃねえか」
「当然デス! 言ってみれば皆さんは大事なビジネスパートナーですからネ。呼び捨てなんてできまセン」
『……』
「……はは」
「オウ、オリエンタルスマイル! 東洋の奥義ですネ!」

もはや苦笑するしかない森崎に、屈託のない笑顔を向けるルーカス。
どこまでが本気なのか、皆目検討がつかない。

「……で、何の用だって?」

掴みどころのない親父だ、と辟易しながら、森崎が尋ねる。

「ハイ、そうでシタ。今日はモリサキさんに、もう一人のビジネスパートナーを紹介したかったのデス!」
「もう一人の……?」

首を捻る森崎に、

「―――もう、いいかしら?」


0ch BBS 2007-01-24