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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[471]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/09/07(金) 00:53:35 ID:???
痺れるような激痛が、森崎の舌を止めた。
痛覚は、足先からやってきていた。
滲む涙を拭って見やれば、そこにはレズリーの履くアンクルブーツ。
どうやら踵で思い切り踏まれたらしい。
「お、お前な……」
「黙ってろ!」
針のような視線と刺すような言葉。
これでこそレズリー、と妙な納得をした森崎の目に、きらきらと煌めくものが映る。
手を組んでこちらを見上げる、ロリィの瞳であった。
「お洒落なバーかあ……」
その光は、燦々と降り注ぐ陽光を反射しているだけではない。
ある特定の年代にしか見えない、鏡には映らぬ憧憬という光を集めて煌めく、それは瞳であった。
「いいなあ、ロリィも行きたいなあ……」
「や、だから、何を言って……」
「ちょっと、アンタ!」
足を踏んだままのひどく近しい、体温を如実に感じる距離でレズリーが鋭く囁く。
「……頼む。話、合わせてくれよ」
目線は合わせようとせず、しかし切実な口調で言うレズリー。
「つってもお前、俺には何のことだかさっぱり……」
「いいから!」
言って森崎を突き放すようにしたレズリーが、ロリィに向き直る。
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0ch BBS 2007-01-24