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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[57]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/28(土) 01:29:01 ID:???
***

前方、森が揺れる。

「報告します! 第四大隊第三部隊、正面敵部隊に突撃開始!」

伝令の報告に森崎が嘆息する。

「やっぱりこうなったか。数が揃わねえ内だってのに……ヤングのおっさんを待てっつーの」
「ですが、第三部隊は防護を固めつつ慎重に前進しているようです!」
「一応、お前の声が通じたみたいだな、モリサキ」
「ああ……ま、伝令を聞いて周りが各々勝手にやっただけかも知れねえけどな。
 何しろ騎士どもは大抵、指揮訓練も何も受けてねえド素人だ。
 百人からの行動はとてもまとめられねえさ」

ネイが言うのへ、森崎が首肯を返した途端である。
慌てたような声が走った。

「ね、ねえモリサキ! 左翼も森から出ていくよ〜!」

ジェトーリオの指差す先、遥か丘の彼方にも土煙が見て取れる。
斥候の伝えてきたところによれば、確か左翼に至っては兵力差は倍に近かったはずだった。

「あっちもかよ! さすがに面倒見きれねえぞ! クソッタレ、これだからボンボンどもってのは……!」

***

※戦闘に移行します。


0ch BBS 2007-01-24