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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[723]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/09/21(金) 14:18:54 ID:???
「今、俺がどんな風にその台詞を受け取ったか知ったら、きっと激怒するんだろうな」
「……?」
言われたレズリーはといえば、やはり意味を取りかねているらしい。
怪訝そうな顔をするばかりであった。
「―――モリサキさん」
そんな二人の間にすう、と滲むような声は、クレアである。
心臓を爪の先で引っかかれるような悪寒に、森崎が飛び上がって返事をする。
「は、はいっ!?」
「きちんと、お家まで送ってあげて下さいね」
肯定をのみ要求する、それは絶対者の微笑である。
森崎の背筋を、冷や汗が垂れ落ちる。
「は、はは……はい、勿論ですって」
「お願いね」
引きつった顔で何度も頷く森崎に、クレアから無言の威圧感が引いていく。
「……また、改めてご挨拶にでも伺いますんで」
「そんな、気にしないでいいのよ。お仕事、頑張って下さいね」
「はい」
迷いなく、頷く。
それは取りも直さず、ヤング・マジョラムの後継者として隊を率いていくということである。
一縷の躊躇も許されない問いと、答えであった。
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0ch BBS 2007-01-24