※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[728]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/24(月) 18:03:32 ID:???
>>727
せっかく用意したものですし、いつか陽の目を見てほしいですねw
******

◎ハンガリア革命


ハンガリア共和国は新興国家である。
革命によって王政を打破し、議会共和制を敷いた。
旧国名をボルキア王国という。

このボルキア王国、人口で多数を占めていたのはハンガリア人であったが、
支配階層にあったのはボルキア人であった。
ボルキア人とはハンガリア人と祖を一にしながら、かつて北西熱帯圏に覇を唱えた
アマーズィーグ人の血脈を受け継ぐ人種である。
彼らは血統による貴族主義を貫き、長らく多数派のハンガリア人を支配した。
しかし近年、同じ南欧のゲルタニアで成功した市民革命を目の当たりにすることにより、
不遇をかこっていたハンガリア人には革命への火種が燻っていた。

きっかけとなったのは、テロリズムである。

ボルキア王都ナオネトで起きた、政府施設連続爆破事件。
犯行声明はなく、動機も犯人もいまだ杳として知れぬその事件で、一人の男が死んだ。
フェルナンド・E・ルシタン。
ボルキア王国皇太子、次期国王となるはずであった青年である。
国王を筆頭とするボルキア人支配層はこれを当然の如くハンガリア人によるものと断定した。
報復は、苛烈であった。
国内で左派とされていた組織の関係者、ハンガリア系の文化人、知識層が軒並み検挙され、
相次いで壮絶な獄死を遂げた。
そうしてこれが、結果的にボルキア王国の致命傷となる。
ハンガリア人の怒りに火がついたのである。
革命戦争が、始まった。


0ch BBS 2007-01-24