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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[731]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/24(月) 18:06:47 ID:???

*D26.9 「気のいい一級ギャンブラー」森崎有三
訓練所イベント


ドルファン陸軍第一総合訓練所、運動場。
ただの荒野と呼ぶより他にないそこに、三百に近い数の男たちが集っている。
人種も外見も統一感のない彼らこそが、外国人傭兵大隊であった。

「総員二百八十九名、揃っている」

傍らに立つトニーニョが灰色の瞳で言うのへ頷いて、森崎有三が眼前の男たちを見回す。
すう、と息を吸うと、

「―――地獄へようこそ、新入りどもォ!!」

腹の底から、声を出した。

「俺は隊長のユーゾー・モリサキ! 明日には聞くのも嫌になる名前だ、よォく覚えとけ!」

言って、前列に立った男たちを睨みつける森崎。
どよめき、互いに目を見合わせる者。
果敢に睨み返してくる者。
我関せずと視線すら動かさない者も、中にはいた。

『うわー、見事にバラッバラ……使えなそーだね』

くるりと森崎の頭上を回ったピコが呆れたように漏らすのを、森崎は内心だけで首肯する。


0ch BBS 2007-01-24