※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[813]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/12(金) 21:09:50 ID:???
それと万が一全ヒロインの攻略に失敗した場合でも、ピコだけは森崎から離れません!w
***
成功→ 落ちてきたものを咄嗟に受け止める!
「くっ……、っと!」
森崎がそれを受け止めようとしたのは、頭上に差す影の主が女学生であると瞬時に認識した故である。
濃紅色のチェック柄は、学園に通う生徒のスカートの布地であった。
『何でそんなこと覚えてるのさ!』
相方が鋭く指摘するのを聞き流しながら森崎が腰を落とし、両手を差し出す。
足を下に落ちてくるそれを掬うように片腕を差し入れ、切っ先を受け流すようにその軌道を逸らし、
傾いだ上体を、空いた腕で支える。
重量は、ひと一人分。
支えるだけの力を、森崎という男は十二分に持っている。
ふわり、と。
流れるように、その落下物は一切の衝撃なく、森崎の腕の中に収まっていた。
「……ふう」
「……?」
一仕事終えた感で息をつく森崎の眼前。
ほんの拳ひとつ、ふたつの間を空けた向こうに、きょとんとした顔がある。
少年のように襟足で短く切り揃えた髪は栃栗色。
大きく見開かれた瞳は黒に近かったが、吐息を感じるような距離で覗けば濃紺であることがわかる。
そのごく近い顔が、事態を理解できずにいる空隙から驚愕へと変わるのは正しく一瞬のことだった。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24