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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[814]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/12(金) 21:10:52 ID:???
「―――え、えぇっ!? わわ、なに、きゃぁっ!?」
「あ、こら、暴れるな!」
『いや、驚くでしょ。実際』
遠くから他人事のように言うピコに内心で舌打ちしながら、森崎が腕の中の少女を宥めようとする。
「下ろす! いま下ろすから暴れんな!」
「いや、やだ、はな、離して! なに!?」
「ええい、くそっ……うわっ!?」
「きゃあっ!?」
どすんと重い音は、森崎の腕から解放された少女が石畳の上に落下した音である。
「いったたた……」
「だから暴れんなっつったのに……」
呻きながら腰を擦る少女に、森崎が呆れたように漏らす。
そんな声が聞こえたか、少女がきっと森崎を見上げると、口を開いた。
「もう! 何なのさ、キミは!」
「そりゃこっちの台詞だ!」
さすがに言いがかりも甚だしいと、間髪入れずに言葉を返す森崎。
「いきなり落ちてきたのを受け止めてやったんだろうが! つーかお前は一体何なんだ!
一体どっから降ってきた!?」
「う……」
森崎の剣幕に圧されたか、あるいは痛いところを突かれたのか。
少女の表情から見る間に勢いが失われていく。
ちらりと目をやったのは、傍らの高い壁である。
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0ch BBS 2007-01-24