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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[815]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/12(金) 21:11:53 ID:???
「……お前、学園の生徒だろ」
「え、あ……ははは」
「笑ってごまかそうとするな! つーか、まさかこの壁の上から飛び降りたのか……」
言って森崎が見上げる壁は、彼自身の背丈よりも高い。
自衛意識の現れであろうか、忍び返しの類こそ設置されてはいなかったが、それでも
森崎が腕を伸ばして飛び上がったとしても届かないような位置に、その縁はあった。
「ま、まあ、その……」
と、少女が口ごもった、その時。
「―――ショースキーさん! まだそこにいますね!」
高い塀の向こうから響いたのは、女性の声である。
「おや、この声はいつぞやの……」
『キミが鼻の下を伸ばしてた……』
「やばっ! オルガ先生!」
そうそう、そんな名前だった、と頷いた森崎の手を、がしりと掴むものがある。
小麦色の肌と少し高めの体温。
眼前の少女の手に他ならなかった。
「とにかく、ここはマズいから! こっち!」
「お、おい!? 何で俺を引っ張る!?」
「いいから!」
森崎の声には聞く耳持たず、少女は走りだす。
必然、森崎も共に走る形となった。
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0ch BBS 2007-01-24