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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[846]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/19(金) 18:41:07 ID:???
***
A 「しゃーねえ……これも乗りかかった船だ!」
森崎がそう口にした瞬間、ハンナの笑顔が弾けた。
夏の太陽のような、直視するには眩しい笑顔である。
「やった! ありがとう、……え〜っと、」
「森崎。森崎有三だ。ったく、名前も知らない奴に頼むなよ」
半ば呆れながら言う森崎に、
「ありがと、モリサキコーチ!」
「なにィ!?」
抱きつかんばかりの勢いでハンナが喜んでいる、その目の前で森崎は何気ない呼称に愕然とする。
「コーチ、だと……?」
「え? だって教えてくれるんだからコーチでしょ?」
『あ〜あ……ま、いつものことだけどね』
何かおかしいかな、と一切の疑問を持たない顔で訊き返すハンナに、
森崎が慌てたように答える。
「いや、だから俺、素人だっつーの。コーチなんて呼ばれるような目も知識もねえよ!
それでもよけりゃ一度くらいのアドバイスはしてやるけどな、ホントは専門家に見てもらった方が、」
「お金がない」
「う……」
にべもない返事である。
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0ch BBS 2007-01-24