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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】


[882]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/22(月) 18:42:08 ID:???

*D26.9月
月次イベント:収穫祭


九月下旬。
寝苦しい夜をもたらしていた残暑も和らぎ、人の眠りの深くなる頃合いである。
休日ともなれば鳥の声が聞こえても、陽射しが窓から頬を撫でても、もう一眠りの魅惑は際限がない。
いつまでもそんな惰眠を貪ろうとする森崎有三を襲ったのは、

『今日は! 収穫祭っ!』
「んあ……?」

小さな相方の、容赦のない突撃であった。
いまだ覚醒しきらぬ森崎の頭の周りをぐるぐると回りながら、甲高い声ではしゃいでいる。

『ねえねえ、誰を誘うの、ねえ!』
「……何、そのテンション」

ぼんやりと頭を掻いた森崎の、半目で言うのを気にした風もなくピコが両手を挙げて答える。

『だってお祭りだよ! パーっといかなきゃ!』
「こっちは仕事で疲れてんだけど……」
『何いってんの!』

もごもごと言う森崎に、ピコがその眼前で止まると、腰に腕を当てて言う。
お説教モード、とは小さな相方本人の談である。


0ch BBS 2007-01-24