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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[883]異邦人 ◆ALIENo70zA
:2012/10/22(月) 18:43:08 ID:???
『キミ、傭兵大隊の代表で剣術大会に出るって決まってるんだから!
晴れ舞台に寝ぼけ眼で行くつもり!?』
「ああ……そういや、そんなこと押し付けられたんだっけ……。
くそう、たまの休みくらいちゃんと休ませろよ」
『もう! ばっちり活躍すればますますキミや隊の評判も高まるんだから!』
ぷりぷりと怒ってみせる相方に、森崎が渋々ながら寝台から身を起こす。
閉めきった雨戸の隙間から射す陽が、狭い宿舎の部屋を横切って壁を照らしている。
外は快晴のようであった。
『ね、早く着替えようよ!』
「うう……だるい」
雨が降れば中止になったかもしれないのに、などと益体もないことを考えながら
のろのろと手近にあったシャツを着込む森崎。
その間も待ちきれないというように忙しなく翅を動かしていたピコが、
ようやく着替えを終えた森崎の髪を引きながら言う。
『で! 誰を誘うのさ!』
「誰って……」
『せっかくだから誰か誘っていこうって、昨日話してたじゃない!』
頬をぺちぺちとその小さな手のひらで叩いてくるピコを指先で押しのけながら、森崎が首を捻る。
「そうだっけか……?」
『そうだったの! ね、キミのカッコいいとこ、見せちゃおうよ!』
「んー。そうだなあ、じゃ……」
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0ch BBS 2007-01-24